『オペラ座の怪人』は凄いし、好き。

『オペラ座の怪人』をひたすら愛するブログです。

(ラスト( )内加筆)
(2幕諸々すっ飛ばしまして)

ドン・ファンのお稽古
「戦う相手は かのドン・ファ―ン」
ここは書いたことありませんが、今日は
「いったいどの音で歌えばいいの!」とわめき散らすカルロッタと同じ気分の方に
答えるべく、正解をば。とにかくピアンジは「違う!」のですが、当然教えている
レイエは正しいです。それと、最後カルロッタの
「いったいどの音で歌えばいいの!戦う相手は かのドン・ファ―ン!!」
も正しいです。寺田レイエはちゃんと「それです!」というように
カルロッタに指を差していました。
でもわざと違う音階で歌うピアンジ役は、いつも凄いなと思います。

墓場にて
苫田クリスの十八番&クリスティーヌ一番の聴かせどころです。
今日も苫田クリス、期待を裏切りませんでした。
凄い!完璧!素晴らしい!!
「でももう寂しさに耐え」
で振り返って、過去との断絶を決めた20才の女の子が
大人になろうとする表情は、たまらなく素晴らしいです。
両手を広げて「明日生きる力を与えてほしいいいいいいい
そう!!
このぉ苦しみ悲しみに」
わぁかぁれを告げるために」
圧巻の迫力!苫田クリスをまるで球体のオーラが包んで、その歌声と共に
巨大化し波動となって散っていくようでした。
すご     い!
苫田クリス渾身の「墓場にて」でした!

Wandering child
「ここへおいで 私の愛しいクリスティーヌ」
橋元ファントムの歌声が聞こえてきた瞬間、1幕から気になっていたことが
はっきりしました。橋元ファントム、声が変わった。
初めて聴いた時は「声の魅力」は感じられなかったし、そう書いたんですけど、
今日はずっと「声が艶っぽくなったような」…でも気のせいかと思っていました。
しかし、このWandering childでその違いを確信。
ファントムの声帯が形成されたような、とても色気のある声になったと思います。
なので、「ここへおいで~」で私は思わず声には出さないけど
「素晴らしい」と口が動いてしまいました。

「震えているのよ」
「君の」
「この(その)心       !」
「エンジェル・オブ・ミュージック もう一度二人は共に    !!」
本当にここは凄い!
橋元ファントムと苫田クリスのデュエットは、地上で聴ける天界のハーモニーです。
はじめの頃、橋元さんはここの声量がなかなか伸びず、クリス役に
声をのまれていたのですが、今年に入って急激に声が出るようになって、
ここを完璧にしたと思います。いくら苫田クリスと声の相性が良くても、
お互い声量全開でいかないと、あの「ふた  りは」のあたりで
現れる第三の声ともいうべき、二人の共鳴音が生まれません。
本当に橋元ファントム&苫田クリスの声のマリアージュはミラクルです。
あー凄い涙目で放心状態です。心が二人の歌声で異次元へトリップしました。

ポイント・オブ・ノー・リターン
「もはや退けない 振り向くな」
橋元ファントムのここの歌声に、またまた思わず「うまい・・・」と口が動きました。
PONR用の色気声に聴こえたからです。Wandering childの時は父親感のある
優しさと色気でしたけど、ここは完全に「男」でした。
意識はしてないと思いますけど、橋元さんの表現力のセンスというか繊細さが
声の色を変化させてるよう。
本当に声に艶がかかって、官能的です。マントの下で激しさを増す
橋元ファントムの愛は、観ていて息苦しくなる程。玉座側での片手つなぎも、
情熱ベンチの貝殻つなぎも随分色っぽくなりましたです。
クリスが気付いて逃げようとする時の橋元ファントムは
本当に怖いんじゃないか>苫田さん、と思うくらい激しい。
ラウルの愛がリアルな程、クリス愛をここで爆発させるかのような橋元ファントム。

ラスト
美しい正方形のトライアングルバランスを保つ
橋元ファントム×苫田クリス×中井ラウル
そんな3人が揃って迎えるラストは、やっぱりもう神の域ではなかろうか。
「悲しみの涙今 憎しみにかわるうううううう
の苫田クリス気迫の歌い出しに、3人の感情の波が中央に向かってぶつかり合い、
凄まじい水しぶきを上げて波が割れていくかのよう。
ラウル「君を思ってやったのだ    
クリス「さよなら 裏切りの友 夢はすべて壊され」
ファントム「望みはもうない あがいても抜け出すことはできぬ」
それぞれ出口のない愛をどうしようもないせつなさで歌う3人に
胸が締め付けられて、今日も涙で舞台がかすみました…
「今見せてあげる 私の心」
苫田クリス、マリアの表情。キスをされた橋元ファントムの今にも泣きそうな、
でも嬉しそうな、なんとも云えない表情…思い出したら涙が出てきてしまいました
思わず苫田クリスのウエストをキュッと一瞬抱き締めてしまう橋元ファントム。
ホントにここ素敵です
「行け!行ってくれ!お願いだああああああああああああ」
絶叫の後、マスカレードをひとり歌うファントム。
今日は橋元ファントムのあまりの哀愁に、あえて英語歌詞の直訳を載せます。
「マスカレード お前の顔を隠せ
 そう 世界は2度とお前を見付けることはないだろう」
すでにここで、自分の運命を暗示しているようですね。
(本当は英語歌詞の方がファントムの精神世界が広がるので、機会があれば
 できるだけ英語版にも触れていきたいと考えています。
 今回載せた「お前の顏を隠せ」は、意訳すれば「仮面に隠れろ」となると
 思うんですけど、この後玉座に消えて仮面だけが残りますね。
 どうして玉座に仮面をわざわざ残したのか、単なるミステリアスな演出にも
 見えますが、ファントムは最後の最後まで仮面に隠れてこの世から
 消えていったんだと私は思っています。ここの意味をくみ取れるのが
 「マスカレード 仮面に隠れろ 
  そうすれば世界は2度とお前を見つけることはないだろう」
 になるというわけです。)
「クリスティーヌ I love you 」
苫田クリスのやるせない表情がたまりませんでした…
「わが愛は終わりぬ 夜の調べと共に          
なんとここで拍手が起こりました!!
少なかったけど、あまりにも素晴らしくて私は手も動きませんでしたが、
拍手すれば良かったです。
しかもここで拍手が起こったのは、佐野ファントムを観て以来。
「にぃぃぃぃぃ」は今日も目を見開く程の長いロングトーンでキメて
威厳オーラで玉座に向かう橋元ファントム。
ここまでは申し分ない今日の「オペラ座の怪人」でした…

歴代のファントムもそれぞれ失敗があったと思いますし、
そこを経て完璧を構築していくんだと思います。
確かに、最後を分かっている観客の感動は、宇宙の彼方へ飛んで行ったでしょう。
しかしながら、観ている側の残念以上に、この役を演じたくて、
一生懸命努力してきた本人が間違いなく一番悔しかっただろうと思います。
道具の不具合か、手元が狂ったのか分からないけど、
そういった様々な経験によって、橋元さんのファントムがより高度に、
誰も近づくことの出来ない橋元さんの「オペラ座の怪人」が出来上がるといいです。
それにしても、椅子抜けできない状態であの仮面はどこから出てきたんでしょうねぇ。
椅子のどこかに隠してあるのね、きっと。

カーテンコール
土曜ソワレではどうも6、7回あったカテコ。
それは良かったです~
やっぱりオペラ座で3回じゃ寂しい。
ウワサの3回カテコかもしれん、と思い、今日は2回目からスタオベしました。
本当に素晴らしかったし、3回で終わってもキャストに「良かった!」を
伝えたかった。しかしながら、❶でお伝えした通り、全く持って様子のおかしい
カーテンコール。それでも、立ち上がった時の苫田さんいつもの「わぁ」という
笑顔が見れてシアワセそして苫田クリスは最高でしたので、叫びました。
「亜沙子ちゃ    ん!」
笑顔で応えてくれる苫田さん。本当に優しくて可愛くて大好き
いつもは最後もこちらをちらっと見てくれて笑顔で終わるんですけど、
今日はそこまでなくて、幕が下りるときはもう目は笑っていませんでした。
全体的に冷たーいカーテンコールとなりましたが、こうして思い出せば
本日のオペラ座も素晴らしい出来栄えでした
北澤アンドレ、戸田ジリーも揃って、私としてはこの東京公演、
過去最高のキャスティングかと思いましたです。
ラストの結果から、カテコでは言えなかった言葉をキャスト&スタッフの皆さまへ。
「ブラボー!」
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